オルヴィエートで一番美味いレストラン
親切なガイドさんに教えてもらったオルヴィエートで一番美味いレストラン。
Trattoria La Palomba (トラットリア ラ・パロンバ)。
まったく土地勘もないし、下調べも不十分な我々に、ここなら間違いないでしょうとオススメしていただきました。
ちなみにメニューも読めないし、オススメをくれと注文も出来ないので、料理の注文までやってもらいました。
ガイドさんマジ親切!
店内の写真です。
こじんまりした店内ですが、非常に清潔で雰囲気もいいです。
店内にはテーブルが4つか5つある部屋が2部屋あります。
我々はお昼にはちょっと早い時間に行ったおかげで予約が取れましたが、地元の方にも人気があるため、予約なしでは入れないこともしばしばだそうです。
まずは白ワインで乾杯です。
なんて優雅なランチなんだ。
昨日のカッチカチのピザは本当に心から謝罪していただきたい。(<しつこい)
テーブルにはパンが出ておりますが、このパンすら美味い。
何も付けてないのに美味い。
毎朝ホテルで出してくるバイキングのパンはこの美味さを見習っていただきたい。
見るがいい!本場トラットリアの実力を!
( ・∀・) 前菜やべぇ!
さて、まずは前菜の盛り合わせということで数種類の生ハムやらピクルスやらが出てきましたが、正直いきなり感動したわ!
この皿に描かれる料理の美しさ!
コレだよ!
まさにこういうのを食べる想像をして俺はイタリアに来たんだよ!
さすが料理が美味いで有名なイタリア!
これぞイタリアン!
俺のイタリアン!(<違います)
とはいえ、味がまずくてはどうしようもありませんからね。
まだ全ての評価を下すわけにはいきません。
クッククク。
そう、見た目に騙されるわけにはいかないのです。
その昔、ウチの嫁がレトルトのミートソース作ってくれるって言うから何となくパスタ茹でてるの見てたら、茹で上がったパスタをいきなり冷水にぶちこみましてね。
( ゚Д゚) ファッ!?
ちょっと待て。
俺の知ってるレトルトのミートソースは茹でたパスタを湯切りしたあと皿に盛って、レトルトの具をかけるのみのはず。
こんな工程を俺は知らない。
知らないけども?
だけども、だっけっど~?
そんなの関係ねぇ?
その後、ウチの嫁は何事もなかったように冷水でしめたパスタを皿に盛り、アツアツのレトルトを上にかけるという暴挙。
なんだろう。
この神の御業は。
ミスター味っ子的なアレでしょうか。
俺の知らない新境地がそこにあるのでしょうか。
見た目には何の異常もありません。
湯気も立っており、非常に美味しそうに見えます。
( ´∀`) フフフ、とりあえず食べてみますか……
( ゚Д゚) マズー!?
あ た り ま え だ
なんということでしょう。
きっとここに藤原竜也がいたらきっとこう言ってくれたでしょう。
「……キンキンに冷えてやがる!」
ミートソース食った感想が「キンキンに冷えてやがる」
ミートソースって何でしたっけ?
キンキンに冷えたパスタに中途半端な温度になったミートソース。
もうね。最高にまずいです。
さすがウチの嫁!
まさに悪魔の所業!(嫁にしばかれながら)
えー、このように見た目に騙されていはいけないという話もありますからね。うん、長いよ。
四の五の言ってないで食べたらいいじゃない!
とりあえず食べるよ!
どれどれ?
(パクッ)
_人人人人人人_
( ・∀・)Ш> ウマイ! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
( ´∀`) フフフ、当たり前だよね。
さすがオルヴィエートのナンバーワンのレストラン。
とろけるような生ハムも美しいピクルスも全てが美味すぎる!
コレや!
コレが本物のイタリアンや!
こういうのを人生最高の一皿って言うのかもな

黒トリュフパスタ
つづきましてパスタでございます。
うどんのようなモチモチの麺の上にかかっているのはなんと黒トリュフ!
( ゚Д゚)なに!?あの伝説の食材か!
知っているのか雷電!のアレですよ!(<どれ?)
このうどんのような麺は地元名産の手打ちパスタ、ウンブリケッリと言うそうで、そこに贅沢にも黒トリュフを摺りおろしてくれます。目の前で。
これが感動的過ぎてマジで泣ける!
全米も間違いなく泣く!
全米は涙もろいからね!(<?)
非常にシンプルな一皿でありながら、ハンパなく良い香りと衝撃の美味さ。
( ゚Д゚)断言しよう!
今までの人生で一番美味いパスタであったということを!
過去最高のパスタランキングトップをここで更新したと共に、恐ろしいことに、これがイタリア旅行における最高の食事であったことを今この瞬間の写真の中の俺は知らないのだ!
気付け!
写真の中の俺よ!
そこが頂点だ!
そこにイタリアの全てがある!
満腹とかそういう次元を超えてもっと色々食ってこい!(迫真)
続きましてメインの子羊のグリルです。
これはガイドさんが美味いから食っとけと言っていたので注文した品です。
羊の肉ってクセがあるんでしょ~?ってどうせ美味いにも関わらず、通過儀礼のように一度フリを自分で入れておきながら食べたところ、
(ノ ゚Д゚)ノ 美味すぎるわ!
もうね。
美味すぎる。(しみじみと)
これ以上、この絶品を形容することができない。
肉ってここまで美味いのかと。
俺の気分を一言で表すならば、ワッショイとしか言いようがない。(<ワッショイ?)
凄いぜ、この店は。
マジでちゃんとした店はこんなに美味いんだな。
イタリアン恐るべし。
デザートすらも別次元
続きましてデザートで、まずはわたしのパンナコッタ。
コイツもあまりの旨さの衝撃にのけぞりました。
椅子から転げ落ちなかったわたしを褒めてもらいたいくらいです。(ドヤ顔)
とろける食感とクリーミーな味わい、そして絶妙なベリーソース。
さすがの俺も分かったよ。
このパンナコッタは日本じゃ食えないなって。
最後にウチの嫁がオーダーしたデザートのケーキ。
正式な名称は忘れてしまったよ。
こちらも一口いただきましたが、スゲー美味かった。
この店ホントにヤバイ。
ひとつひとつの料理が丁寧で、味は間違いありません。
ぜひともオススメしたいが、オルヴィエートはツアーなどではあまり行かれないみたいなんで、もし行く機会がある人はなんとしても行くべし。
こんなに自信を持ってオススメできるお店が日本にも欲しいくらいだわ。